偽さんやねれさん達とツーリングへ行くことになった。
一昨年の大山蒜山ツーリング以来なので非常に楽しみである。
まだかまだかと一日千秋の思いでその日を待っていたのだが秋雨前線と見事にぶつかり天気は雨模様になってしまった。
大山の時もそうだったが今回もかYO!

160919-00

めんどくさい輪行の準備をし、肩に食い込むストラップの痛みに眉をしかめながら新幹線へ。
せっかくなので名古屋駅で駅弁を購入。
ひさしぶりの味噌カツである。
こういったものは高い割にしょんぼりな内容だろうと思っていたが、想定していたよりずっとボリュームもあり美味かった。

松本に到着して三人揃ったのは良いが雨足はだんだんと強くなっていく。
初日は乗鞍岳ヒルクライムの予定だったのだが変更して黒部ダムを見学に行くことになった。
私は小学生の頃に父と一緒にかのダムを訪ねたことがある。
もうおぼろげにしか記憶が無いが、トロッコに乗った覚えがあるのだ。

160919-01

あれれ?移動手段はトロリーバスのみ?
私の記憶にあるトロッコは何だったんだろうと調べてみると黒部峡谷を走るトロッコ路線があるらしい。
これだったのかあ。
小さい頃の私はトロッコでダムへ行ったわけではなく、黒部峡谷を観光した後にダムへ移動したのだ。

トロリーバスは無骨なコンクリ壁の中を進んでいく。
天井を走る配管と青白い照明が醸し出すこの秘密基地感。
おっさんになってもこういうのを見るとワクワクする。
男の子は幾つになってもこういうの好きなんだよ。

ダムに着くと200段以上ある階段をひたすら登る登る。
これが今日のヒルクライムというわけだ。
観光に来たお年寄りも沢山いるのだがこれは辛いはずだ。
そのはずなのだが、お婆ちゃん達はふぅふぅ息をしながらも休まず登っている。
竹田城を見学に行った時もそうだったが、旅行趣味のお年寄りは元気な人が多いなあ。
街じゃよちよち歩きの老人もよく見かけるのに大違いだ。

160919-02

どどーん!!
デカイ!!
めっちゃくちゃデカい。
私もダムカード収集を始めてからいくつもダムを見てきたがこれは二回りどころか三回り四回り大きい。
あまりに巨大な構築物だ。
明石海峡大橋のアンカレイジに対するのと同じ種類の畏怖を感じる。
トンネルを抜けるうちに雨はあがってくれたらしく、雲の切れ目から少し陽が差し込んでいた。
ありがたい。

160919-03

先日からの雨のおかげでダムはドバドバ放水していた。
うひょー、かっちょいい!
ダムのアーチ上を歩いていると水しぶきが霧になってこちらまで流れてくる。
デカいわー。
こんな山奥にこんなもん作ろうとしたら、そりゃ100人以上死んでもおかしくない。
このダムが生み出すエネルギーには彼らが命を賭す価値があったのだろう。

160919-04

売店でダムカードを確保した後はダムカレーで昼食。
ダムカレーはダムに併設された飲食店などがある場合はよくメニューに加えられている。
どんな代物かは見ての通り。
お味の方は何の変哲もないカレーである。

一通り見学を終えると再び雲が陰ってきた。
また降ってきそうだ。
トロリーバスの発車時間も迫っているので急いでトンネルへ向かうことにする。
岩壁に作られた鉄階段をヒルクライムだ。
ああ、今日は自転車乗ってないぞ。
でもダムに来れてよかった。
ここは自転車じゃ来れないのだ。
自転車どころではなく一般人はトロリーバス以外の交通手段がない。
それほどの秘境にこんな巨大な人工物があるって凄い事だ。


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自転車を始めてからすっかりポタリング中毒になり、最近はブルベにまで手を出すように・・・。Kitaguchi

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